ドリルの寿命は?再研磨の目安を再研磨屋が解説!   
切削工具

ドリルの寿命は?再研磨の目安を再研磨屋が解説!

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ドリル 摩耗

こんにちは、ドリル・エンドミルなど切削工具の再研磨をしているツールリメイクです。

ドリルの切れ味の寿命ってどのくらいか把握していますか?

ドリルの寿命についてしっかりと理解していれば、ドリルを破損してしまったりすること無く、いい状態で穴あけ加工をすることができるようになります。

「ドリルの寿命なんてどう見分ければいいの?」

「ドリルの寿命が尽きてしまったらどうすればいいの?」

というような疑問を持っている方に向けて、今回はドリルの寿命の目安などについて解説していきます。

 

ドリルは摩耗することで寿命を迎える

 

ドリルの寿命というのは、ドリルの刃先が磨耗することで引き起こされます。

ドリルは非常に硬い金属(ハイス鋼や超硬合金)でできていますが、何度も加工を行っていると、少しずつ刃先が磨耗していきます。

ドリルの磨耗は、加工条件の良し悪しで全く変わってくるものです。

加工条件が悪いと、ドリルの刃先に負荷がかかったり、熱が溜まってしまったりして、磨耗が早まってしまうでしょう。

 

刃先が磨耗してしまうと、キレイに加工ができなくなってしまい、最終的には工具を破損するようなことまで起こりかねません。

刃先が磨耗してしまった場合は、そのドリルの使用を中断し、再研磨をする必要があります。

 

再研磨の目安はワークや切り屑の状態を見て判断

 

ドリルが寿命を迎えてしまうと、再研磨する必要があるとお伝えしました。

再研磨のタイミングを早すぎず遅すぎず、適切に判断して最適な状態にドリルを保つ必要があります。

そろそろ再研磨が必要かな?というタイミングを判断するための状態について見ていきましょう。

 

切り屑が細かく縮れる

ドリルで加工したときに出てくる切り屑が細かく縮れ始めると、ドリルの刃先の切れ味が落ちてきている状態です。

加工をしはじめたときよりも、細かく縮れたりしはじめた場合は、ドリルの刃先が磨耗していないかどうか目視で確認してみるのもいいでしょう。

 

切削面がくすむ

ドリルで加工した際に、加工した面の光り方が鈍くなってきた場合も寿命の目安です。

そのまま放置していると、切削した面がむしれたような表面になることが多く、そうなってくると早急に刃物を交換したほうがいいでしょう。

光りが鈍くなってきたら、そろそろ再研磨かな?という認識を持つようにしましょう。

 

切削時の音が変わる

切削時の音が急に変わってきたら磨耗してきているということです。

場合によっては、ワークの固定が甘いなど別の要因があることもありますが、急に「キュルキュル」といった音や「キー」といった高い音がでてくると多くは磨耗により刃先の当たり方が変化してきています。

ドリルの刃先の様子を確認して、刃先が鈍く光るようであれば再研磨しましょう。

 

切り屑の色が変わる

最初は切り屑の色が変わらなかったのに、切り屑の色が黒っぽく変わってきたという場合もドリルが磨耗している可能性があります。

しっかりと切削ができているときは、摩擦が少なくあまり熱が発生しませんが、刃先が磨耗してきて切れ味が悪くなると摩擦が多く発生し、切り屑の色が変色するくらいまで温度が上がってしまうことがあります。

そういった場合も、刃先が摩耗していないかチェックしておくのがいいでしょう。

刃先の磨耗が目視で確認できるようであれば、再研磨が必要です。

 

ドリルの磨耗が出る箇所をチェックしてみる

 

ドリルの磨耗と一口にいっても磨耗がでる箇所は様々です。

基本的に切れ味に大きく影響が出るのは、切れ刃の部分ですので、切れ味が落ちたと感じたら切れ刃の状態を確認するのがいいでしょう。

【磨耗部の写真】

切れ刃の磨耗

切れ刃は、ドリルで被削材を削っていく部分です。

この部分が磨耗していると、切削の能力が大きく下がるので常に状態はチェックしておくべきです。

この部分に欠けなどがある場合は直ちに使用を中止したほうがいいでしょう。

 

マージンの磨耗

マージンとはドリルの側面部分の螺旋になっている出っ張りの部分のことです。

この部分が磨耗してくると、切り屑の排出性能が悪くなったり、摩擦が大きくなったりします。

切れ刃とは違い直接被削材を削らないため、この部分が磨耗するには、切れ刃よりもかなり時間がかかります。

 

チゼルエッジの磨耗

チゼルエッジは、ドリルの先端の中心にできる、切削能力を持たない部分のことです。

この部分が磨耗してくると、ドリルの食い付きが悪くなったり、先端がぶれてしまったりします。

 

磨耗が出てきたらすぐに再研磨を

ドリルに磨耗が生じたことを確認したら、すぐに再研磨することをオススメします。

そのまま、放ったらかしにしておくと、他の作業者の方が使ったりした場合に、無駄な時間を使ってしまったり、最悪の場合ワークや刃物を傷めてしまうかもしれません。

再研磨は、グラインダやドリル研磨機などを利用すれば、自分でも研磨することが可能です。

ですが、再研磨のプロが研磨を行うと、見違えるほどの切れ味を取り戻すことが可能ですので、気になった方は是非一度ツールリメイクに相談してみてくださいね。

 

ツールリメイクではドリルの再研磨はもちろんのこと、ドリルのレンタルサービスも行っております。

詳しくは、下記の「現場を変える、切削工具レンタルサービス。」をご覧ください。

 

 

現場を変える、切削工具レンタルサービス。

ツールリメイクでは、これまで切削工具を使う現場で起こっていた「ちょっとだけ、すぐに使いたい!」という課題を解決すべく、切削工具のレンタルサービス「カシコ」を開始致しました。「カシコ」という名前は「貸し工具」と「賢い」に由来し、成果を上げている数多くの現場で使用され始めております。

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