エンドミルのホルダー・チャックの種類について解説   
切削工具

エンドミルのホルダー・チャックの種類について解説

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アーバー

こんにちは、ドリル・エンドミルなど切削工具の再研磨をしているツールリメイクです。

エンドミルを使用するときには、ホルダーやチャックに取り付けてから加工する必要があります。

 

ホルダーやチャックには様々な種類があり、どれを選んで良いのかイマイチわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

エンドミルの取り付けに関する工具の規格について、詳しく紹介していきます。

この記事を読めば、ホルダーやチャックにどのような種類があるのかを理解することが可能です。

 

エンドミルの取り付けにはホルダーやチャックが必要

 

エンドミルは、フライスやマシニングセンターに対して直接取り付けられるわけではありません。

基本的にはホルダーに、エンドミルの径に合わせたチャック類を取り付けて、はじめて機械に装着できます。

 

このような構造になっているのは、工具の交換を簡単に交換するためです。

 

ホルダーにチャックとエンドミルを取り付けた状態にしておけば、加工時の交換がスムーズに行えます。

 

もし、使用するエンドミルが変わったとしても、チャックの交換だけで対応できるので、高価なホルダーをいくつも揃える必要がありません。

このような理由から、エンドミルにはホルダーやチャックを介して、機械に取り付けるようになっています。

 

ホルダーの種類

 

ホルダーには様々な種類があり、機械の種類や要求される環境において使い分ける必要があります。

主な分類は下記の通りです。

・機械の主軸規格

・工具の保持方法の種類

 

機械の主軸規格

 

機械の種類によって、ホルダーの機械側に取り付ける部分の形状が変わってきます。

機械に取り付ける部分をシャンクといい、マシニングセンターなどには、機械の主軸径によって30番、40番、50番などに分類されます。

主軸規格の種類だけでなく、機械の主軸径の分類もあるので、選定の際には注意しておきましょう。

主な主軸規格の種類は、下記の通りです。

 

BTシャンク

BTシャンクは最も一般的で、世界でも幅広く使用されているシャンク形状です。

長めのテーパー部分が特徴的で、先端にあるプルボルトで引っぱり、精度や剛性を出せる仕組みをしています。

主にマシニングセンターに使用される規格です。

 

HSKシャンク

HSKシャンクは、シャンク部分が短く、中空のテーパー形状をしています。

シャンク部分が短いため、省スペースでの保管が可能。

こちらも、主にマシニングセンターで使用される規格です。

 

NTシャンク

NTシャンクは、テーパー部分の形状はBTシャンクとほとんど同じですが、ATC(工具の自動交換)機能用のツバなどがついていません。

そのため、NTシャンクでは、汎用フライスなどのATCがついていない機械に採用されています。

 

工具の保持方法による分類

 

工具を保持する方法によっても、ホルダーの形状は変わってきます。

よく使われる工具の保持方法は下記の通り。

 

コレット

コレットチャックとも呼ばれ、最も汎用的な工具の保持方法です。

エンドミルの場合は、コレットチャックを使うことがほとんどでしょう。

コレットは、ホルダーに取り付けて締め付けることで、エンドミルを保持できます。

コレットの良い点は、簡単に工具を交換できるところで、工具交換の際に手間があまりかかりません。

また、コレットにも規格があるため注意が必要です。

コレットを保持できるホルダーのことをミーリングチャックと呼ぶこともあります。

 

アーバー

アーバーは、内径で工具を保持するコレットとは違い、外径で工具を保持するものです。

そのため、エンドミルには使われませんが、正面フライスやスリワリなどの保持に使用されます。

アーバーも取り付ける工具により、様々な種類が存在します。

 

焼きばめ

焼きばめタイプのチャックは、金属の熱膨張を利用したチャックです。

チャックの先端を高温にし、熱で膨張したところに工具を挿入して、再び常温に戻し収縮させることで工具を保持します。

焼きばめタイプは、工具の取り付けに手間がかかりますが、工具の保持力が高く、チャックやホルダーをスリムにできます。

そのため、工具の干渉が起きにくく、精度も高いので、複雑な加工を行うのに最適です。

焼きばめタイプは、ホルダーと一体になっているものも、多くラインナップされています。

 

精度を重視するか段取りを重視するか

 

ホルダーやチャックを選定する際には、何を重視すべきかで、選ぶべきものが変わってきます。

小まめに工具の段取り替えをするのに、焼きばめチャックを使用していては、時間がかかりすぎてしまいますし、精度と剛性が必要なのにコレットを使用していては、良い結果はついてきません。

 

ホルダーやチャックについて正しい知識をもっておくことで、より効率が良く、安定した加工が可能です。

使用する環境によって、適切なホルダーやチャックを選ぶようにしてくださいね。

 

エンドミルの再研磨はツールリメイクにおまかせ

ツールリメイクでは、再研磨を専門にしており、お持ちの工具にピッタリの再研磨方法をご提案することが可能です。

ですので、エンドミルだけでなく様々な工具を再研磨可能ですので、刃物の切れ味で困っているのであれば、ぜひ一度ご相談くださいね。

 

ツールリメイクではスクエアエンドミルの再研磨はもちろんのこと、ドリルやエンドミルのレンタルサービスも行っております。

詳しくは、下記の「現場を変える、切削工具レンタルサービス。」をご覧ください。

 

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現場を変える、切削工具レンタルサービス。

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