エンドミルの切削条件はこれでバッチリ!切削条件の計算方法   
切削工具

エンドミルの切削条件はこれでバッチリ!切削条件の計算方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは、ドリル・エンドミルなど切削工具の再研磨をしているツールリメイクです。

エンドミルで切削加工をする際に切削条件の計算を行っているでしょうか?

 

エンドミルの切削条件は、加工の効率や安定性に大きく関わるところで、エンドミルの切削条件を計算してみるというのはとても重要です。

今回は、エンドミルの切削条件を決めるために必要な要素や、加工条件の計算方法などについて詳しく解説していきます。

 

切削条件は被削材やエンドミルの種類で大きく変わる

エンドミルの切削条件というのは、エンドミルで削る被削材の材質や、エンドミルの形状や材質などで大きく変わってきます。

そのため、被削材やエンドミルの種類が明確にわかっていなければ、正確に加工条件を導きだす事はできません。

ですので、加工条件を計算する前に、どのような材質を削るのかや、どんなエンドミルを使うのかを明確にする必要があります。

 

切削条件を計算するために必要なもの

 

先程説明したとおり、エンドミルの切削条件を計算するには、必要なものがいくつかあります。

エンドミルの計算に必要な要素は下記の3つです。

・エンドミルの材質

・エンドミルの刃の枚数

・被削材の材質

順番に解説していきます。

 

エンドミルの材質

エンドミルの材質が変わると切削の能力が大きく変わってくるので、エンドミルの材質を確認しておきましょう。

例えば、ハイス鋼のエンドミルよりも剛性や耐熱性が高い超硬エンドミルでは、切削できるスピードが大きく変わってきます。

また、エンドミルのコーティングの有無によっても切削できるスピードは変わってくるものです。

ですので、利用しているエンドミルの材質やコーティングがほどこされているかどうかというのは、事前に調べておきましょう。

 

エンドミルの刃の枚数

エンドミルの刃の枚数というのも、切削のスピードに大きく関わってくるので、使用するエンドミルが何枚刃なのか確認しておきましょう。

基本的には、刃の枚数が多いほうがエンドミルの送りスピードを早くすることが可能です。

刃の枚数が多いと刃1枚当たりの切削量は小さくなりますが、刃の枚数が増えるので総合的には切削スピードを早くすることができます。

ですので、使用するエンドミルの刃が何枚刃なのかはしっかりと見ておきましょう。

 

被削材の材質

被削材の材質でも大きく切削の速度は変わってきます。

銅やアルミなどの柔らかい金属であれば、早いスピードで加工することが可能ですが、ステンレスやチタンなどの硬い金属は、柔らかい金属と同じスピードでは加工できません。

そのため、被削材の材質に合わせたスピードで加工する必要があるので、被削材の材質というのはしっかりと確認しておきましょう。

 

エンドミルの切削条件の計算方法

切削条件を計算するのに必要な要素が揃ったら、次はエンドミルの切削条件を実際に計算していきましょう。

 

切削速度(被削材とエンドミルの材質表)

切削速度は、材料を削っていくときに許容できるスピードのことを指します。

切削速度の数値が高いと、より早いスピードでの加工が可能です。

切削速度の一例は下記の表になります。

アルミニウム合金の被削材を、コーティングされたハイス鋼エンドミルで切削する場合は50~120の間に切削速度を設定すれば良いということになります。

 

エンドミルの回転速度の計算方法

切削速度がわかったら、エンドミルの外周刃が設定した切削速度と同じスピードになるように計算していきましょう。

切削速度が同じでも、エンドミルの径が大きいほどゆっくりと、エンドミルの径が小さいほど早く回転させる必要があります。

これは、エンドミルの径によって円周の長さが違うためです。

 

回転速度の計算方法は下記の通りです。

 

エンドミルの送り速度の計算方法

回転速度がわかったら、次はエンドミルの送り速度を計算していきます。

エンドミルの送り加工は、荒加工、中仕上げ、仕上げ加工によって送り量は変わってきます。

荒加工は切削の効率重視なので、大きく削る代わりに切削面が荒く。

反対に仕上げ加工は、効率は悪いですが少しづつ削り切削面をキレイに仕上げます。

 

エンドミルの送り量は、まずエンドミルの刃一枚当たりの設定を行います。

エンドミルの刃一枚当たりの送り量を「一刃送り」ともいい、その一例が下記の表です。

 

【一刃送り一覧画像】

 

一刃当たりの送り量がわかったら、次はエンドミルの送り量を計算していきましょう。

エンドミル全体の送り量のことを「テーブル送り」ということもあります。

エンドミルの送り量の計算式は下記の通りです。

 

【テーブル送り計算式画像】

 

計算はあくまで参考値

 

ここまでの計算で、工具の回転速度と工具の送り速度が計算できました。

計算した条件で加工することで、より適正な加工条件で加工を行う事が可能です。

しかし、ここまでで紹介した計算方法はあくまで参考値。

機械の状態や、ワークの固定の仕方などで、切削がうまくいかないということもありえます。

ですので、第一で行くのであれば、回転速度と送り速度を計算結果の6割程度からはじめて、徐々に速度を上げていくというのがおすすめです。

実際に加工してみたときの音や状態をみて、無理がありそうなら速度を落として加工してみてくださいね。

 

 

エンドミルの再研磨はツールリメイクにおまかせ

ツールリメイクでは、再研磨を専門にしており、お持ちの工具にピッタリの再研磨方法をご提案することが可能です。

ですので、エンドミルだけでなく様々な工具を再研磨可能ですので、刃物の切れ味で困っているのであれば、ぜひ一度ご相談くださいね。

 

ツールリメイクではスクエアエンドミルの再研磨はもちろんのこと、ドリルやエンドミルのレンタルサービスも行っております。

詳しくは、下記の「現場を変える、切削工具レンタルサービス。」をご覧ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

現場を変える、切削工具レンタルサービス。

ツールリメイクでは、これまで切削工具を使う現場で起こっていた「ちょっとだけ、すぐに使いたい!」という課題を解決すべく、切削工具のレンタルサービス「カシコ」を開始致しました。「カシコ」という名前は「貸し工具」と「賢い」に由来し、成果を上げている数多くの現場で使用され始めております。

カシコについてもっと詳しく