【初心者向け】エンドミルとリーマってどう違うの?   
切削工具

【初心者向け】エンドミルとリーマってどう違うの?

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ブローチリーマ

こんにちは、ドリル・エンドミルなど切削工具の再研磨をしているツールリメイクです。

エンドミルとリーマは、機械加工をはじめたばかりだと、何が違うのかわかりませんよね。

エンドミルとリーマは、形がよく似ているものもあり、見分けがつきにくい場合があります。

ですが、エンドミルとリーマは全く違った加工に使用する工具です。

エンドミルとリーマの見分けや使い方がわからない方に向けて、それぞれの使用用途や種類について詳しく解説していきます。

 

エンドミルとリーマは全く違うもの

 

結論から言うと、エンドミルとリーマは全く別の工具です。

エンドミルは、ワークを横方向に削ったり、溝を加工したりする工具で、形状を作りだすための工具です。

一方でリーマは、ドリルであけた穴の精度と表面仕上げを向上させる工具となっています。

それぞれ使い方が異なるため、同じ使い方はできないものと考えてください。

エンドミルとリーマそれぞれの使い方と用途、形状や種類について詳しく解説していきます。

 

エンドミルとは

エンドミルと切粉エンドミルはフライスの一種で、ドリルやリーマによく似ていますが、側面の刃を使って横方向に加工できるのが特徴です。

エンドミルは、先端中心部に切削能力がないので、穴あけ加工には適しません。

 

エンドミルの用途

金属の角材や棒材から、製品の形状を削り出していくのに用いられ、現代の切削加工には無くてはならない工具です。

最近では、CAM(加工データ作成ソフト)の進化により、エンドミルがより万能な工具となってきています。

 

エンドミルの主な形状

 

スクエアエンドミル

スクエアエンドミルスクエアエンドミルは、最も一般的なエンドミルで、先端のコーナーがピン角(90°)となっているのが特徴です。

幾何学的な、四角形や円形などを切削していくのに主に用いられます。

 

ラジアスエンドミル

ラジアスエンドミルは、スクエアエンドミルのコーナー部をRにしたタイプのものです。

コーナーがRのため刃先が欠けにくく、難削材や重切削によく用いられます。

 

テーパーエンドミル

テーパーエンドミルは、樹脂などの金型の抜け勾配を作成するのに用いられます。

テーパーの角度は様々なものが販売されています。

 

ボールエンドミル

ボールエンドミルエンドミルの先端が半円になっているものをボールエンドミルと言います。

ボールエンドミルは、3次元的な曲面を切削していくのに主に用いられ、自由な形状を作成するのに適しています。

 

リーマとは

マシンリーマリーマはドリルであけた穴に、精度と表面仕上げを向上するため用いられる工具です。

リーマ自体には穴あけをする能力はなく、あいている穴に対して仕上げを行う工具だということに注意してください。

 

リーマの用途

リーマが主に用いられるのは、金型のガイドピンや位置決めピンを挿入する穴や、機構部品の摺動部などの穴を仕上げるのに用いられます。

これらの高精度な加工はリーマでなければ行えません。

 

リーマの主な形状

 

マシンリーマ

マシンリーママシンリーマは、シャンク部分がテーパー形状になっており、テーパーコレットに装着して使用します。

切削する刃の部分と、切削した面をなめらかにする「バニシング」という面が付いています。

 

ハンドリーマ

ハンドリーマは、手加工で使用するリーマです。

主に、機械加工後の手直しで使用され、タップハンドルに取り付けて使用します。

手加工で作業するため、使用にはある程度の練習が必要です。

 

ブローチリーマ

ブローチリーマブローチリーマは、螺旋状になっているリーマです。

通常のマシンリーマとの違いは、切削抵抗が少ない点で、ビビリなどが出にくく加工しやすいのが特徴。

エンドミルとよく似た見た目をしていますが、刃の付いている向きが下向きになっています。

 

テーパーリーマ

テーパーリーマは、側面がテーパーになっているリーマのことで、モールステーパーなどの穴を加工するのに用いられます。

テーパーになっているということ以外の特徴は、マシンリーマとほとんど同じです。

 

エンドミルにできてリーマにできないこと

エンドミルは横向きの切削加工が可能ですが、リーマには横向きの切削加工はできません。

リーマで横向きの切削加工をしようとしても、すぐに工具が折れてしまうでしょう。

また、エンドミルには穴あけ加工ができるものもありますが、リーマでは穴あけ加工はできません。

 

 

リーマにできてエンドミルにできないこと

リーマは高精度、高面粗度で穴を仕上げられますが、エンドミルではそこまでの精度や面粗度を出すことは困難です。

これは、リーマには「バニシング」という切削後に表面をなめらかにする面が付いているためです。

 

誤った利用で工具を破壊しないように注意

切削加工では、とても強い力で加工を行います。

そのため、誤った工具を使ってしまうと、工具が破損して破片が飛んでくるかもしれません。

強い力で破壊された工具の破片が、体に当たってしまうことを考えると、どうなるか想像が付くはずです。

ですので、正しい知識をもって、工具の使い方を理解してから加工を行うようにしてください。

リーマもエンドミルも再研磨はツールリメイクにおまかせ

ツールリメイクでは、再研磨を専門にしており、お持ちの工具にピッタリの再研磨方法をご提案することが可能です。

ですので、リーマやエンドミルだけでなく様々な工具を再研磨可能ですので、刃物の切れ味で困っているのであれば、ぜひ一度ご相談くださいね。

 

ツールリメイクでは切削工具の再研磨はもちろんのこと、切削工具のレンタルサービスも行っております。

詳しくは、下記の「現場を変える、切削工具レンタルサービス。」をご覧ください。

現場を変える、切削工具レンタルサービス。

ツールリメイクでは、これまで切削工具を使う現場で起こっていた「ちょっとだけ、すぐに使いたい!」という課題を解決すべく、切削工具のレンタルサービス「カシコ」を開始致しました。「カシコ」という名前は「貸し工具」と「賢い」に由来し、成果を上げている数多くの現場で使用され始めております。

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