【エンドミルユーザー必見】ラフィングの用途を再研磨屋が徹底解説   
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【エンドミルユーザー必見】ラフィングの用途を再研磨屋が徹底解説

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ラフィングエンドミル

こんにちは、ドリル・エンドミルなど切削工具の再研磨をしているツールリメイクです。

エンドミルといっても種類がありすぎて、どれを使って良いのかイマイチよくわかりませんよね。

そんな沢山あるエンドミルの中でも、特に荒加工に最適化された、ラフィングエンドミルの

用途について今回は解説していきたいと思います。

ラフィングエンドミルの形状や、メリット・デメリットなど様々なしてんから解説していきましょう。

 

この記事を読めば、ラフィングエンドミルの使い分け方について、しっかりと理解することが可能ですよ。

 

ラフィングエンドミルは荒加工に使用される

 

ラフィングエンドミルは、主に荒加工で使用されます。

ラフィングエンドミルは仕上げ加工には向きませんが、切削抵抗の低さや切り屑の排出性能の高さから、荒加工でよく使われるものです。

荒加工においては、ラフィングエンドミルを使用するというのが最もおすすめできます。

ラフィングエンドミルが、なぜ荒加工で使われているのかについて詳しく見ていきましょう。

 

ラフィングエンドミルの特徴

ラフィングエンドミルは、外周刃が波打つような形状をしています。

波形状により、切り屑が細かく切れてくれるのが特徴で、切り屑の排出性が高いです。

また、波形状の部分に切削油が留まりやすく、切削油の浸透性が良いというのも優れた部分となっています。

 

ラフィングエンドミルのメリット・デメリット

ラフィングエンドミルのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

 

メリット

ラフィングエンドミルのメリットは、そのほとんどが重切削や荒加工に適した物となっています。

 

切りくずがつながらない

波型の刃形状をしているため、切り屑が長く繋がりません。

そのため、切り屑の排出時に切り屑が詰まりにくくなっています。

 

切削油の浸透性がいい

波型の刃形状部分に、切削油が浸透しやすく、高温になりやすい重切削でも切削油切れとなりにくいのが特徴です。

また、潤滑性も高くなりやすく、ストレート刃のエンドミルに比べて、切削抵抗が低くなるので、切込み深さや幅を広くとることができ、高効率で加工ができます。

 

切削抵抗が高くてもビビりにくい

ラフィングエンドミルの場合は、ストレート刃のエンドミルに比べて、切れ刃の接触面積が短くなり、切削抵抗が高くなっても「ビビり」が発生しにくくなっています。

 

デメリット

続いてデメリットについても見ていきましょう。

 

仕上げには向かない

ラフィングエンドミルは、刃形状が波型をしているため、仕上げ加工には向きません。

なぜなら、波型の形状がそのまま被削材に転写されてしまうからです。

ですので、ラフィングエンドミルで荒加工をしておいてから、ストレート刃のエンドミルを用いて仕上げ加工するというのが一般的です。

 

溝加工には適さない

ラフィングエンドミルは溝加工にはあまり適しません。

なぜなら、短く切れた切り屑を再び巻き込んでしまい、切り屑が噛み込んでしまうからです。

このため、溝加工にはラフィングエンドミルはあまり適していません。

 

ラフィングエンドミルの種類

 

ラフィングエンドミルにもいくつか種類がありますので、それらについて解説していきましょう。

 

スタンダードタイプ

最も一般的なラフィングエンドミルのタイプで、最も荒加工に適したタイプです。

外周刃が波打った形状をしています。

刃先に切削トルクが集中しやすく、刃先がチッピングしやすいという特徴があります。

 

ファインピッチタイプ

ファインピッチタイプは、スタンダードタイプの波目形状のピッチを短くしたもので、より細かい波型になっています。

細かい波目形状が、より細かい切り屑を排出性と、切削油の浸透性を高めてくれます。

ただし、より細かい切り屑が、溝加工の際に切り屑の噛み込みを引き起こしやすくないます。そのため、ファインピッチタイプは溝加工には使用しないほうがいいでしょう。

 

ニック付きエンドミル

ニック付きエンドミルは、スタンダードタイプとは違い、外周刃はストレートになっていて、ニックと呼ばれる半円径の溝が入っているもののことです。

ニックは切り屑を分断する「チップブレーカー」のような役割をもっており、切り屑排出性にすぐれています。

ニック付きエンドミルは荒加工~中仕上げと幅広く使うことが可能です。

 

中仕上げ用エンドミル

中仕上げ用エンドミルは、スタンダードタイプとニック付きエンドミルの中間的存在です。

外周刃はストレートで、溝が台形をしており、切削性と仕上げの性能の両方を兼ね備えています。

中仕上げ用のエンドミルは、その名の通り、中仕上げに用いられることがほとんどです。

 

ラフィングエンドミルは荒加工でうまく使おう

 

一口にラフィングエンドミルと言っても、様々な種類があるということがわかったと思います。

ラフィングエンドミルの主な用途は荒加工です。

ですので、荒加工をする場合においては、ラフィングエンドミルを使用したほうがもっと効率良く作業ができるんじゃないか?といった疑問を持っていただければ幸いです。

 

ラフィングエンドミルの再研磨はツールリメイクにおまかせ

ツールリメイクでは、再研磨を専門にしており、お持ちの工具にピッタリの再研磨方法をご提案することが可能です。

ですので、ラフィングエンドミルだけでなく様々な工具を再研磨可能ですので、刃物の切れ味で困っているのであれば、ぜひ一度ご相談くださいね。

 

ツールリメイクではラフィングエンドミルの再研磨はもちろんのこと、ドリルやエンドミルのレンタルサービスも行っております。

詳しくは、下記の「現場を変える、切削工具レンタルサービス。」をご覧ください。

 

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現場を変える、切削工具レンタルサービス。

ツールリメイクでは、これまで切削工具を使う現場で起こっていた「ちょっとだけ、すぐに使いたい!」という課題を解決すべく、切削工具のレンタルサービス「カシコ」を開始致しました。「カシコ」という名前は「貸し工具」と「賢い」に由来し、成果を上げている数多くの現場で使用され始めております。

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