スクエアエンドミルの用途や種類を再研磨屋が徹底解説   
切削工具

スクエアエンドミルの用途や種類を再研磨屋が徹底解説

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こんにちは、ドリル・エンドミルなど切削工具の再研磨をしているツールリメイクです。

スクエアエンドミルは、エンドミルの中でも、最も汎用的で普及しているエンドミルの形状です。

 

荒加工のような切削負荷の高い加工から、仕上げ加工のように表面面粗度が必要な加工にもスクエアエンドミルは対応ができます。

エンドミルといえば、まずこのスクエアエンドミルを想像するという人も多いはずです。

今回はスクエアエンドミルの種類や用途について、詳しく見ていきましょう。

 

スクエアエンドミルの特徴

スクエアエンドミルは、エンドミルのコーナーが90°になっていて、角部のRも目視ではわからない程度しかついていません。

スクエアエンドミルは1本で被削材のエッジもつけることができ、側面加工や溝加工、ザグリ加工など幅広い加工に使用することができます。

 

スクエアエンドミルのメリット・デメリット

 

スクエアエンドミルのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

 

メリット

スクエアエンドミルのメリットの特徴はメリットは下記の三つです。

 

平面の加工に優れる

スクエアエンドミルは、外周刃、底刃の両方で平面を加工することが可能です。

平面のみの形状であれば、スクエアエンドミル1本で加工できてしまうのでとても便利。

 

荒加工もこなせる

スクエアエンドミルは荒加工も問題無くこなすことが可能です。

ラフィングエンドミルに比べると、効率には劣りますが、スクエアエンドミルでも荒加工は問題ありません。

 

仕上げ加工もキレイにできる

スクエアエンドミルは荒加工もできますが、仕上げ加工の特性にも優れています。

側面加工、平面加工のどちらでも、良好な表面面粗度に仕上げることが可能なので、平面の仕上げ加工にはスクエアエンドミルを用いるといいでしょう。

 

デメリット

スクエアエンドミルにはデメリットも存在しますので、見ていきましょう。

 

底刃の角が欠けやすい

スクエアエンドミルは、底場のエッジが立っているためエンドミルの角部分が欠けやすい部分があります。

そのため、難削材などの荒加工をするような際は、スクエアエンドミルからエッジを丸めた形をしたラジアスエンドミルを使用することがよくあります。

 

倣い加工は苦手

スクエアエンドミルはエッジが立っているため、倣い加工と呼ばれる三次元的なカーブを等高線のように加工していくことが苦手です。

このような加工をするにはスクエアエンドミルでの加工は適さず、ボールエンドミルかラジアスエンドミルを使うというのが一般的。

 

スクエアエンドミルの種類

 

スクエアエンドミルの細かい分類について詳しく見ていきましょう。

 

刃数の種類と用途

 

エンドミルは刃の枚数で大きく切削の特性が変わってきます。

刃の枚数による違いについて見ていきましょう。

 

2枚刃

 

2枚刃のスクエアエンドミルはチップポケットが大きく、切り屑の排出性能に優れています。

そのため、切り屑の排出性が問題になる溝加工などによく使用されるものです。

しかし、エンドミルの剛性は低くなりがちなので、加工精度などは4枚刃などと比べて低くなります。

 

4枚刃

4枚刃のスクエアエンドミルは、剛性があり加工精度に優れています。

反面チップポケットが小さいので、切り屑が詰まりやすく、溝加工にはあまり適しません。

 

3枚刃

3枚刃などの奇数刃は、偶数刃のエンドミルでビビリや切り屑の排出に問題がでた場合に使用すると改善されることがあります。

偶数刃の場合は、エンドミルの形状が対称的な形で共振しやすくなっていますが、奇数刃になると対称的な形状ではなくなるので、共振が発生しにくくなります。

3枚刃は非常に汎用的な性能を持つため、1本持っておくのはおすすめです。

 

底刃の種類と用途

底刃にもいくつか種類があるので見ていきましょう。

 

センタカット刃

センタカット刃は、底刃がエンドミルの中心まであるもののことを指します。

そのため、ドリルのように垂直方向に穴をあけることができるので、ザグリなどによく使用されるものです。

センタカット刃には、底刃の長さが均一な等底刃と、底刃の長さが不均一な不等底刃が存在します。

 

センタ穴付き刃

センタ穴付き刃は、底刃が中心までないもののことを指します。

底刃が中心までないため、センタカット刃のように垂直方向への穴あけには使用できません。

 

不等刃と不等リード

不等刃は底刃の角度が不均一になっているもののことで、不等リードはエンドミルの螺旋形状が不均一なもののことをいいます。

不等刃・不等リードにすると切り屑が分散してくれて、ビビリの抑制に優れています。

近年は、この不等刃・不等リードのものがよく使われるようになってきました。

 

スクエアエンドミルの刃数は用途によって使い分けよう

 

スクエアエンドミルの性能が大きく変わるのは刃数によってです。

ですので、用途にあわせてスクエアエンドミルの刃数は選択するようにしましょう。

 

近年は、奇数刃や不等刃と不等リードなどのエンドミルも増えてきており、一本でなんでもこなせるエンドミルも多いです。

しかし、基本を理解しておくことで、なぜ加工がうまくいかなかったのかわかることもあります。

是非、基本をマスターしてレベルアップしてみてくださいね。

 

スクエアエンドミルの再研磨はツールリメイクにおまかせ

ツールリメイクでは、再研磨を専門にしており、お持ちの工具にピッタリの再研磨方法をご提案することが可能です。

ですので、スクエアエンドミルだけでなく様々な工具を再研磨可能ですので、刃物の切れ味で困っているのであれば、ぜひ一度ご相談くださいね。

 

ツールリメイクではスクエアエンドミルの再研磨はもちろんのこと、ドリルやエンドミルのレンタルサービスも行っております。

詳しくは、下記の「現場を変える、切削工具レンタルサービス。」をご覧ください。

 

 

現場を変える、切削工具レンタルサービス。

ツールリメイクでは、これまで切削工具を使う現場で起こっていた「ちょっとだけ、すぐに使いたい!」という課題を解決すべく、切削工具のレンタルサービス「カシコ」を開始致しました。「カシコ」という名前は「貸し工具」と「賢い」に由来し、成果を上げている数多くの現場で使用され始めております。

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