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ドリルが折れて抜けない!どうしたらいいの?再研磨屋が解説!

こんにちは、ドリル・エンドミルなど切削工具の再研磨をしているツールリメイクです。

ドリルで穴あけ加工をしていると、ドリルが折れてしまった!そんなときあなたならどうしますか?

折れてしまったドリルを取り除くのは難しく、特定の方法でしか修正できない場合も多くあります。

今回はドリルが折れてしまった際の対処方法と、なぜドリルが折れるのかについて解説していきたいと思います。

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ドリルが折れた場合普通のドリルで救出は難しい

ドリルが折れてしまった場合、同じ大きさのドリルでもう一度穴をあければいいのでは?と思う方もいるかもしれません。

しかし、ドリルは硬い金属(ハイス鋼や超硬)でできており、穴をあけようとしても中々削ることは難しいです。

ハイス鋼やそれよりも柔らかい金属であれば、超硬ドリルなどで穴をあけ直すことも不可能ではありませんが、位置がずれてしまったりすることもあります。

また、ドリルの径が小さいものほど、救出できる方法が限られますので、それ相応の費用や時間がかかってくると考えておきましょう。

 

折れたドリルを除去する方法

 

折れたドリルを除去する方法は、それほど多くありません。

一般的な対処方法は2つあり、最も万能に対処できるのが放電加工で、ある程度径の太いものに対応できるのがエキストラクターと呼ばれるものです。

それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

放電加工

放電加工は、その名の通り電気を放電させ、ドリルを溶かして取り除く方法になります。

この放電加工のメリットは、電気の力でドリルを取り除くため、材料に不要な力がかからず精度よく加工しやすいところ、電極と呼ばれるものを変えれば様々な径のドリルに対応できるというところです。

デメリットは、少しづつ電気で溶かしていくため、加工に時間が掛かることと、専用の機械が必要なため初期投資が高いというところ。

企業では基本的に、こちらの放電加工で取り除くというのが一般的です。

代表的な製品では、株式会社ジグテックのタプトルというものがあります。

 

超硬ドリルで削る

加工していたドリルがハイス鋼の材質であれば、超硬ドリルでハイス鋼のドリルで削ってしまうという方法もあります。

とはいえ、ハイス鋼も硬い材質ですので、超硬のセンタードリルでしっかり位置決めを行ってからでないと加工は難しいでしょう。

当然ですが、超硬ドリルが折れてしまった場合は、同じ超硬では削ることができませんので、その場合は放電加工に頼るほかありません。

 

ドリルが折れる原因

ドリルを折ってしまうと、取り除くのが大変だということがよくわかっていただけたと思います。

ですので、ドリルを折らないためにドリルが折れる原因をしっかりと把握して、ドリルを折らないように努めましょう。

 

ドリルの先端が磨耗していないか

ドリルの先端部分が磨耗していると切削の能力が落ちてきます。

切削の能力が落ちてくると、ドリルのスラスト抵抗(ドリルの軸方向の抵抗)が増えて、ドリルが折れやすい状態になっていまいます。

また、刃先が磨耗してしまうと切り屑の形も悪くなってしまい、溝に切り屑が詰まりやすいような状態になることも。

これらの要因により、ドリルが折れやすくなるので、ドリルが磨耗していないかというのは常にチェックするように心がけましょう。

ドリルが磨耗してしまったのであれば、再研磨することで切れ味を復活させることができますので、磨耗してしまったドリルは自分で再研磨するか、再研磨業者に再研磨を依頼することをおすすめします。

 

ドリルを折らないために加工条件の見直しを

ドリルが折れてしまう原因の一つに、加工条件が悪いということがあげられます。

よくあるのが送り速度が高すぎて切削が追いつかない状態で加工してしまい、ドリルが折れてしまうということです。

切削条件は状況によって様々なことが影響してくるので、一概にこうすればいいとは言い難いのですが、多くの場合は送り速度が高すぎることが原因です。

ドリルが磨耗していない状態で折れてしまったのであれば、送り速度が高すぎなかったかをチェックしてみるのがいいでしょう。

 

ワークの固定がうまくできていない

ワークの固定がうまくできておらず、ドリルの先端がぶれてしまったという場合も、ドリルが折れてしまう可能性があります。

そのような場合は、ワークをしっかりとバイスで固定できるようにしなければなりません。

うまくワークを固定できないのであれば専用の冶具を作成したりする必要も出てくることもあるでしょう。

 

ドリルは折らないように慎重に

ドリルでの加工は、慣れてくるともっと早く加工したいと思ってしまい、送りを早くしてしまいがちです。

ですが、適正な送り速度よりも早くしてしまうと、ドリルが折れるリスクもぐっと上がってしまいます。

ドリルが折れてしまうと、コストも時間も掛かってしまいますので、できる限り適正な条件で加工するようにしましょう。

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ドリルの再研磨はツールリメイクにおまかせ

ツールリメイクでは、再研磨を専門にしており、お持ちの工具にピッタリの再研磨方法をご提案することが可能です。

ですので、ドリルだけでなく様々な工具を再研磨可能ですので、刃物の切れ味で困っているのであれば、ぜひ一度ご相談くださいね。

 

ツールリメイクではドリルの再研磨はもちろんのこと、ドリルのレンタルサービスも行っております。

詳しくは、下記の「現場を変える、切削工具レンタルサービス。」をご覧ください。

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