ドリルの再研磨

これまでお取引がないお客様（1企業1回まで）に限り、再研磨・再コーティングを2本まで無料で行っております。ご希望のお客様はお問い合わせよりご連絡下さい。

ツールリメイクのドリル再研磨の特徴

ツールリメイクのドリル再研磨はお客様の加工に適したドリル形状を実現します。

加工に最適な刃先形状

当社ではあらゆるメーカーの刃先形状を作りだすことができます。円錐、平面、スリーレーキ、スパイラルポイント、ろうそくなどお客様の加工に最適な刃先形状を作ることで、新品より切れるドリルというお声も頂いております。

ドリル再研磨の刃先

加工に最適なシンニング

刃先形状だけでなく、刃先のさらに先端にあるシンニングにも我々独自のノウハウがございます。一般的なX型、XR型、S型、N型だけでなく当社が独自開発した特殊シンニングによって、従来の新品工具より、1.5倍長寿命を実現したデータもございます。なにより、お客様の加工を把握しその加工に合わせたドリル研磨ができることが強みです。

ドリル再研磨のシンニング

ドリル再研磨の流れ

集配・通い箱

集配ルート内であれば2週間に一度お客様の工場へ定期訪問させて頂き、そこで使用されたドリルをお預かり致します。弊社が独自開発した再研磨オーダーシートにより、お客様のご希望の加工内容やコーティングの有無をヒアリングさせて頂きます。オーダーシートへの記載やドリルの梱包などは全て弊社が行いますので、お客様は再研磨予定の切削工具をご用意頂くだけで、その他の手間が一切かかりません。集配ルート外の場合も専用の通い箱でとても簡単に梱包できるようになっております。

受入検査

お預かりしたドリルは工場にて受入検査を行います。ドリルの状態、お客様のご注文内容、過去の再研磨履歴など1本1本丁寧にチェックしこのタイミングで問題や確認事項がございましたら、お客様にご連絡を差し上げます。

錆・汚れ除去

受入検査が終わると再研磨に移る前に、工具の洗浄・錆落としを行います。長い間眠っていてさび付いたドリルもここでキレイに落とします。再研磨後お客様にドリルを納品させて頂く時に、「まるで新品みたい」というお言葉を頂くことが多くありますが、それは刃だけでなく工具を使用するお客様の事を真摯に考え、丁寧に加工をしているからです。

切断

カケや摩耗の大きなドリルは、必要に応じて切断を行います。ドリルの総寿命を延ばすためには、この切断量もできる限り少なくしなければなりません。良い切れ味とドリル全体の寿命を考慮し、切断を行います。

粗研削

切断を行った場合、刃の形状が一度失われることになりますので、円錐刃と平面2段刃（ツーレーキ）など刃先の形状に合わせて、粗研削を行います。この粗研削は円筒研削盤などで行われるのが一般的ですが、ツールリメイクでは、職人の手で行う技術を持っているので、機械ではできない形状を作り出すことができます。

仕上研磨

粗研削が終われば、万能工具研削盤やドリル研削盤を用いて、仕上げ研磨を行います。万能工具研削盤やドリル研削盤は、カップ型の砥石を使用して、刃物の形状に合わせて形状を変えたり、砥石を当てる角度を変えていきます。

シンニング

仕上研磨の後は、ドリルの刃先のチゼルエッジを加工するシンニング工程です。このシンニングの技術によりドリルで被削材を加工した時の切削抵抗や加工精度が変わります。深穴に最適なX型シンニングやステンレスに向いているXR型など加工を知り尽くした職人による最適なシンニングが我々のノウハウです。

検査

工程毎の検査でしっかりと確認を行っておりますが、最後の確認を行います。ドリルのリップハイト、振れ、刃の角度など加工に大きく影響を与える箇所は入念に検査を行います。厳しい公差を設けており、その基準をクリアしたドリルだけが、次の工程に送られます。

コーティング

ドリルの材質に合ったにコーティングが可能です。例えば、ハイスにはTiNコーティング、超硬にはTiAlNコーティングなど工具材質とコーティングの相性に加え、被削材にあった最適なコーティングを行うことができます。コーティングの種類の取り揃えも豊富ですので、どんなご要望にもお応え致します。

洗浄

検査確認後、最後の洗浄を行います。全ての汚れを綺麗に取り去り、長期間保管できるように防錆油を塗布させて頂きます。

保護

ツールリメイクでは、お客様へドリルを納品した後のこともしっかりとお客様のコトを考えております。洗浄後は、シールピールと呼ばれる樹脂で刃先を保護致します。お客様にお渡しする際、保管される際などに、お客様の手や工具に傷が付かないようにするための保護膜です。再研磨品をご利用になる際は手で簡単に剥がせるようになっております。