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マシニングセンタの資格があるとどう役立つの?種類や試験について解説

こんにちは、ドリル・エンドミルなど切削工具の再研磨をしているツールリメイクです。

 

マシニングセンタを仕事で使うようになったけど資格なんてあるのかな?」

と気になった方も多いのではないでしょうか?

今回は、マシニングセンタの資格である「機械加工技能士」について紹介したいと思います。

マシニングセンタのオペレーターになったばかりという方はぜひチェックしてみてください。

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マシニングセンタの資格にはどんなものがある?

マシニングセンタの資格には、「機械加工技能士」があります。この機械加工技能士は、国家資格の技能検定です。

 

機械加工技能士には、特級から3級までの4つのレベルに分けられており、それぞれで要求される技能のレベルが異なります。特級は現場責任者、1級は上級技能者、2級は中級技能者、3級は初級者という位置づけとなっています。

1級から3級では、マシニングセンタや普通旋盤などの機械ごとに実技試験が設けられ、階級ごとに一定以上のレベルの技能や知識が求められます。

特級では、機械の種類や技術力は関係なく、工程管理や作業管理といった管理者や監督者に必要な知識が求められ、1級から3級と比べると求められる能力は全く違ったものです。

ですので、実質1級がマシニングセンタの資格としては最も優れた資格といえるでしょう。

マシニングセンタの資格といえば、「機械加工技能士」を指す場合がほとんどです。

 

機械加工技能士の資格を取得するメリットは?

マシニングセンタの資格である「機械加工技能士」の資格を取得するメリットは、マシニングセンタの技量を客観的な指標で評価できる点にあります。

機械加工技能士を持っていれば、どれだけの技量や知識を持ち合わせているのかがわかります。

なぜなら、機械加工技能士の試験では実技試験があり、決められた時間内で正確に加工を終わらせる必要があるからです。

決められた時間内で加工を終わらせるには、相応の練習が必要になりますし、段取りを整理する能力も必要となってきます。

そのため、機械加工技能士の資格を持っていると給与のアップに影響する場合もあり有利です。

また、機械加工技能士1級にもなれば、高いレベルの技能を持っていることが明白なので転職などにも有利に働くでしょう。

このような理由から、機械加工技能士の資格は持っておいて損はないといえます。

機械加工技能士には受検資格の設定がある

機械加工技能士を受験するには、階級に応じた実務経験が必要です。

 

等級 受検資格
特級 1級合格後、実務経験5年以上
1級 実務経験7年以上、または2級合格後2年以上、3級合格後4年以上
2級 実務経験2年以上、または3級合格者
3級 不問

 

3級は実務経験が不問となっていますので、誰でも受験することができます。以前は実務経験6ヶ月以上と定められていましたが、不問に変更されました。

2級は実務経験2年以上、もしくは3級合格者となっているため、3級と2級は実務経験が全く無くても基本的な技能と知識を備えていれば取得が可能です。

1級にもなると相応の実務経験も必要となり、求められるレベルは非常に高くなります。

機械加工技能士の試験は、年に2回となっているので、1級を取得するには最短でも3年ほどはかかってしまいます。

キャリアアップなどのために機械加工技能士の取得を考えているのであれば、できるだけ早くに2級までの資格を取得しておきたいところです。

機械加工技能士の試験内容は?

機械加工技能士の試験には、

 

  • 筆記試験
  • 実技試験

 

の2つがあります。

筆記試験では、工作機械や加工方法、製図、材料、安全衛生などに関する問題が出題されます。

上記の問題に加えて、選択科目としてマシニングセンタ加工法や旋盤加工法などの機械ごとの問題も出題されます。

中央職業能力開発協会「JAVADA」から技能検定の試験問題の過去問が発表されているので、こちらを参考にしてみるといいでしょう。

また、各出版社から試験対策の書籍も販売されているので、受験を考えているならチェックしてみてください。

 

実技試験では、時間内に決められた内容の加工を選択した機械で行わなければなりません。

機械加工技能士の技能検定を受験するには?

機械加工技能士を取得するために必要な技能検定を受験するには、各都道府県の職業能力開発協会への問い合わせが必要で、受験案内や申請書を取り寄せなければなりません。

各都道府県の職業能力開発協会への連絡先は、中央職業能力開発協会「JAVADA」のHPから確認できるので、チェックしてみてください。

 

技能検定は、前期と後期に分けられており、受付は前期が4月、後期が10月ごろとなっています。

このあたりの日程などの詳細については、各都道府県ごとに異なる場合がありますので、チェックしてみてください。

技能検定は、試験対策をしっかりしておかなければ合格は難しいので、しっかりと試験の内容について把握して試験対策を行ってみてくださいね。

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