マシニングセンタのオーバーライドスイッチはどういうときに使う

加工技術

マシニングセンタのオーバーライドスイッチはどういうときに使う?

こんにちは、ドリル・エンドミルなど切削工具の再研磨をしているツールリメイクです。

 

オーバーライドスイッチがついているけど、どういうときに使ったらいいのかイマイチわからない。そんな方のために、今回はオーバーライドスイッチについて詳しく解説していきましょう。

 

オーバーライドスイッチの使い方を覚えれば、テスト加工や加工条件を煮詰めるのにとても役立ちますよ。

マシニングセンタの操作をはじめたばかりという方は要チェックです。

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オーバーライドスイッチとは?

※操作盤画像

 

プログラムされた動きの速度を手元で調整できるのがオーバーライドスイッチです。

機械にもよりますが、オーバーライドスイッチは

 

  • 早送りオーバーライド
  • 送りオーバーライド

 

の2種類があり、使用する場面が異なります。

順番に見ていきましょう。

早送りオーバーライド

早送りオーバーライドは、切削をしていないときの刃物の位置移動に適用されるダイヤルで、通常0%~100%の範囲で調整が可能です。

早送りはNCプログラムではG00で示されますが、NCプログラムでは速度を調整できませんので、こちらの早送りオーバーライドで速度調整を行います。

送りオーバーライド

送りオーバーライドは、切削加工中の送り速度と回転速度を調整するダイヤルです。

送り速度と回転速度はNCプログラムで指定されていますが、送りオーバーライドで調整をすると送り速度と回転速度の2つをダイヤルの割合で増減できます。

一般的な送りオーバーライドスイッチでは0%~200%の範囲で調整が可能です。

オーバーライドスイッチはどういうときに使うの?

オーバーライドスイッチはどのようなときに使うのか解説していきましょう。

一般的にオーバーライドスイッチが使われるタイミングは下記の2つです。

 

  • プログラムチェック
  • 加工条件の調整

 

順番に見ていきましょう。

プログラムチェック

NCプログラムを作成して、最初に機械を動作させるときはプログラムチェックが欠かせません。

 

プログラムが間違っていないか確認するときに、機械の速度を調整するのにオーバーライドスイッチは活躍してくれます。このときには、早送りオーバーライド、送りオーバーライドのどちらも使用しますが、どちらも0%にしてプログラムを動作させ、プログラムに問題がないか目視で確認してから徐々に速度を上げていくのが一般的です。

 

致命的な事故を防ぐためにも、特に早送りオーバーライドは最低速度で使用したほうがいいでしょう。

加工条件の調整

送りオーバーライドを使用して、加工条件を調整していくのもよく使われます。

 

刃物の加工条件というのは、なかなか理想通りにはいきません。ですので、NCプログラムには理想的な加工条件を入力しておいて、テスト加工の際には送りオーバーライドを50%程度に設定して加工をはじめると安心です。

 

加工しながらロードセルの数値や音などを聞きながら徐々にオーバーライドの速度を上げていき、理想的な速度まで上げていくと比較的安全に高効率な加工条件を煮詰められます。

NCプログラムの数値を入力し直すというのはとても効率が悪いため、送りオーバーライドを使用した方法が一般的です。

 

ただし、この方法では送り速度と回転速度の比率を変えることはできませんのでその点には注意しなければなりません。

テスト加工をしてみて、最適だった条件を覚えておいて、後でプログラムの書き換えをするといいでしょう。

オーバーライドを使いこなして安全な加工を

オーバーライドスイッチを使いこなせば、加工の段取りを安全にできるようになります。

安全な加工を行うためにも、オーバーライドスイッチの使い方は早めにマスターしてくださいね。

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ですので、エンドミルだけでなく様々な工具を再研磨可能ですので、刃物の切れ味で困っているのであれば、ぜひ一度ご相談くださいね。

 

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