マシニングセンタ

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マシニングセンタにはAPCがあると量産加工に便利!

こんにちは、ドリル・エンドミルなど切削工具の再研磨をしているツールリメイクです。

 

マシニングセンタのAPCについて知っているでしょうか?

APC機能があると量産加工の効率を高めることができてしまいます。

「APCってなに?」という方に向けて、マシニングセンタのAPCについて紹介していきましょう。

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マシニングセンタのAPCってなに?

 

マシニングセンタにはAPC(Automatic pallet Changer)と呼ばれるパレット交換システムが備えつけられている場合があります。

 

通常のマシニングセンタでは、材料をセッティングするパレットは1つだけです。しかし、APC機能を備えたマシニングセンタではパレットが複数設置されており、加工が終了した段階で自動的に新しいパレットと交換してくれるようになります。

 

パレットが1つだけの場合は、加工が終了してから材料を取り外し、清掃後、新しい材料をセッティングするということが必要です。しかし、APCを備えていれば、1つ目のパレットで加工をしている際に、2つ目のパレットへと材料をセッティングすることが可能になります。

 

APC機能が備えられたマシニングセンタは段取りの効率がよく、生産効率を高められるため、少品種大量生産の現場には欠かせないものとなっています。

APCのメリットとデメリット

先程もお伝えしたとおり、APCを導入すると自動化しやすいというメリットがあります。

同じ製品を大量に加工する場合、段取り替えは加工効率を上げるためには大きな障壁となりますが、APC機能を備えたマシニングセンタの場合、段取り替えに掛かる時間を節約できるようになります。

 

その反面、APCを備えたマシニングセンタは装置が大型化しやすく、設置できる場所が限定されやすいというデメリットがあります。また、APCなしのマシニングセンタと比較して、価格が高くなりやすいという点もあります。

 

このような傾向から、APCを備えたマシニングセンタを導入する場合は、工場のスペース当たりの加工効率を高めたい場合に特に有効です。

APCを備えたマシニングセンタは多品種少量生産の現場よりも、少品種大量生産の現場で活躍するでしょう。

多面式・立体式のAPCは量産性抜群

 

 

APCを備えたマシニングセンタの中でも、多面式・立体式のAPCを備えたものは特に量産性に優れます。

複数のパレットを備えていれば、それだけ多くのワークを連続で加工できます。

そのため、退勤前にワークをセッティングしておけば、オペレーターがいなくても稼働し続けてくれるというメリットがあります。

5軸のマシニングセンタなどと合わせれば、無人であってもかなりの長時間稼働できるため、少ないオペレーターで量産加工を行う場合は、その性能を遺憾なく発揮してくれるでしょう。

さらなる自動化にはワーク搬送機があると便利

量産性をさらに高めるには、ワーク搬送機やロボットアームを活用するという方法があります。

これまで人間が材料をセッティングしていた段取り替えの工程もロボットなどで自動化するのです。

ここまでの自動化を実現するとなると、導入コストも莫大になってしまうデメリットもありますが、同じ部品を大量に加工する場合において非常に有効です。

まとめ

APC機能は、自動でマシニングセンタのパレットを交換してくれる便利な機能です。

APCがあると1つ目のワークを加工している際に、2つ目のワークの段取り替えができるメリットがあり、量産性を高めるには最適な手段となっています。

 

また、3面以上の多面式のAPCを備えていれば、かなりの長時間オペレーターなしでマシニングセンタを連続稼働が可能です。

段取り替えに時間がかかりすぎると思ったらAPC機能を備えたマシニングセンタも検討してみるといいかもしれません。

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