こんにちは、ドリル・エンドミルなど切削工具の再研磨をしているツールリメイクです。
マシニングセンタでの段取り替えが面倒!という方にはアングルヘッドが最適かもしれません。
アングルヘッドがあれば、今使っているマシニングセンタで横穴加工ができてしまいます。
段取り替えに掛かる時間や手間を削減したい方に最適なアングルヘッドについて今回は詳しく解説していきましょう。
アングルヘッドってどんなもの?
アングルヘッドは、マシニングセンタのツールホルダーの一種です。
通常のホルダーは主軸の回転軸の延長線上に工具が来るように設計されていますが、アングルヘッドは工具の角度を変更できます。
アングルヘッドを利用すれば、一般的な3軸のマシニングセンタであっても、1軸を付加することができ、より自由度の高い加工が可能です。
横穴1つあけるのに段取り替えをするのは面倒!というシーンにおいて、アングルヘッドは活躍してくれるでしょう。
アングルヘッドには角度が90°で固定のものと角度が自由に設定できる角度フリーのものが存在します。
角度が固定のタイプは、アングルヘッド自体がコンパクトで剛性が高いため、より細かな加工に向きます。
角度がフリーのタイプは、自由な角度で穴あけやミーリングなどが行えるため汎用性が抜群です。
アングルヘッドでできる加工
アングルヘッドが得意としている加工は
- 穴あけ
- 面取り・バリ取り
- ミーリング
といったものです。
穴あけや面取り・バリ取りはアングルヘッドで最も行われている加工で、3軸のマシニングセンタでの加工でよく活躍しています。
アングルヘッドを利用した横穴加工は、段取り替えの手間を減らし生産効率を高めてくれます。
横長のワークに対する横穴加工にアングルヘッドは大活躍するでしょう。
また、アングルヘッドはエンドミルなどを使用したミーリング加工も可能です。
ワークの開口部の内側への溝入れ加工などには特に活躍するでしょう。
ただし、アングルヘッドは通常のホルダーよりも剛性には劣るので重切削には向かない点については理解しておくべきです。
アングルヘッドのメリットとは?
アングルヘッドのメリットについて改めて見ていきましょう。
アングルヘッドを導入する大きなメリットは
- 段取り替えに掛かる時間や手間を削減できる
- 導入コストが安い
- 既存の機械にそのまま導入できる
といった点があげられます。
アングルヘッドを利用すれば、3軸のマシニングセンタであっても横穴加工をできるため、通常なら2回チャッキングしなければならない加工であっても、1回のチャッキングで加工ができてしまうため、段取り替えに掛かる時間や手間を削減できます。
アングルヘッドの場合、5軸のマシニングセンタやインデックステーブルを備えたマシニングセンタを導入するよりも圧倒的に少ないコストで導入が可能です。
5軸マシニングセンタを導入するほど横穴加工の必要がない場合は、アングルヘッドを導入すると費用対効果が高くなるでしょう。
また、アングルヘッドは、マシニングセンタに気軽に導入しやすいというメリットもあります。
通常のツールホルダーと同じくかんたんに脱着できるので、不要な場合はすぐに取り外しができ、取り回ししやすいです。
このようなメリットに恩恵を感じるのであれば、アングルヘッドを導入してみるといいでしょう。
アングルヘッドをうまく使って段取りに掛かる時間を削減しよう
アングルヘッドは、うまく利用すれば作業時間や手間を削減できます。
ツールに頼れる部分は頼って楽をできるようにすれば、人為的なミスも減り生産性を向上できるでしょう。
この記事を読んでハッとした方はアングルヘッドをぜひ導入してみてくださいね。
ドリル・エンドミルの再研磨はツールリメイクにおまかせ
ツールリメイクでは、再研磨を専門にしており、お持ちの工具にピッタリの再研磨方法をご提案することが可能です。
ですので、ドリルやエンドミルだけでなく様々な工具を再研磨可能ですので、刃物の切れ味で困っているのであれば、ぜひ一度ご相談くださいね。
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